トリプルトライアド各種大会の調整と方針について
FFXIVプロデューサー兼ディレクターの吉田です。
トリプルトライアド各種大会について、様々なフィードバックありがとうございます!
今大会までに調整が実施できず、また調整方針の告知が遅れてしまい申し訳ありません。
現在開発チームは”蒼天のイシュガルド”の開発追い込み、およびパッチ2.55のマスター作業に入っており、
パッチ2.55前での修正適用が困難な状況になっています。
各スケジュール遅延を避けるため、トリプルトライアド各大会に対する調整は、パッチ2.55および、
それ以降のマイナーパッチで複数回に分け、継続して行っていく予定です。どうぞご了承ください。
また、各種調整を行うまで大会の実施を控えることも検討しましたが、
レアカードの入手経路が他にないことなどから、今大会は予定通りの実施とさせていただきました。
また、現状の問題点や要望点への認識と対応方針について以下のように想定しています。
問題点:大会への参加条件が大変なこと
カードを集めるための難易度が高く、結果的に大会参加への敷居が高くなってしまいました。
カード枚数は30枚程度なければ、対戦するにも有効なデッキが組みづらいことから変更せず、
戦ってカードを得るためにNPCの対戦難易度を下げるなどを行い、30枚に到達しやすくしていきます。
(パッチ2.55から対応)
問題点:ランキングに入ることが難しくなると対戦に勝利する意味が薄くなっていること
ランクインの可能性が薄くなってくると、対戦に勝利する意味が薄くなってしまい、勝利への意欲や
大会参加モチベーションが低下することから、「勝利数に応じて得られるMGP報酬」を追加し、
しっかり大会に参加すれば大幅にMGPを得られるようにします。
ランキングに入らなくとも大会終盤まで対戦を頑張ると、上記のように報酬を得られるようにし、
特定ランキング上位者のみではなく、大会参加者全体にモチベーションを作っていきます。
また、同様に一定以上の成績を収めたプレイヤーには(ランクインするかしないかに関わらず)、
大会レアカードを入手する可能性がある「トライアドパック:プラチナ」という報酬を用意し、
上位にランクインしなくても大会レアカードを入手できる可能性を作っていくことで、
継続して大会参加意欲を高めていただこうと思います。
なお、この調整はパッチ2.55に実装できるかどうか、ギリギリの状況であり、
実装リスクが高い場合にはパッチ2.56などの別途導入を検討しています。ご了承ください。
要望点:談合などの不正を無くしてほしい/会話しなくても対戦できるようにしてほしい
上記の対策などを実践していくことで、ある程度は「どうしても欲しいので複数アカウントを使用する」
「勝利を販売する」など、大会にふさわしくない行為は減少すると考えています。
もちろん、それですべてなくなるとは思ってはいませんが、トリプルトライアド用のランダムマッチングを実装し、
その勝敗でのみランキングするという厳格な大会を実装しない限り、どんな対策も抜け道ができます。
そして、これが実現したとしても、あまりに参加の敷居が高くなる可能性もあります。
これを踏まえ、今後は二つの方針で調整や実装を進めていこうと思います。
上記に記載した対策などを続け、「参加すること」そのものにメリットや面白さがある大会の運営を目指す。
そしてもう一つは、ある程度お時間をいただきますが、今よりも厳格なルールの大会実施です。
コンテンツファインダーでの対戦を望まれる方が多くいらっしゃることは把握していますが、
1対1でのマッチングは現在のコンテンツファインダー設計には含まれておらず、
実装するとしても負荷対策や対戦中離席、回線落ち、などの細かな対応を同時に行う必要があるため、
今すぐには対応できないことをご理解ください。
しかし、ご要望が大きいことは理解していますので、”蒼天のイシュガルド”リリース以降のパッチにて対応を検討し、
このマッチング機能を生かして現在行われている大会よりも格上の大会を制作しようと考えています
(より対戦勝利に特化/厳密な大会)。
時間を要することとはなりますが、引き続き対策は続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
上記は現時点での調整方針であり、何よりもトリプルトライアド大会の運営やルール、
報酬の量や内容は、今まで以上に、皆さんのフィードバックに重点を置いて調整していきたいと考えています。
今後も試行錯誤が続くとは思いますが、引き続き、プレイヤーの皆様からのフィードバックをお待ちしています!
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